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慢性痛の改善専門です!

どうすれば痛みが消えるのか? 良くなるのか? 治癒するのか?

 これまでの説明で、
『自分をコントロールしている司令塔である脳をなんとかすれば良いのでは!?』
ということが、少し見えてきたかと思います。
そうです。『脳をリセットする/脳を再トレーニングする』という考え方です。
しかし、ここで注意が必要なのは・・・

 『脳をリセットする/脳を再トレーニングする』ためには、他人任せでは良くならない!(効率が非常に悪い)ということです。その最大の理由は・・・

 『脳は、本人が自主的にまたは主体的に意識や注意を向けることによって、脳の物理的な構造を含めて、その働きが変わる。』
ということが神経科学や脳科学の研究からも明らかになっているからなのです。
(※さらに詳しく知りたい方は、『脳の可塑性』をキーワードに色々と調べてみて下さい。このHPの『学びの部屋』にて『脳の可塑性』を取り上げる予定にしていますので、もうしばらくお待ち下さい。)

 腰痛、肩こり、頭痛、坐骨神経痛などの慢性痛(慢性症状)を本気で何とかしたいと考えておられるあなたにまず初めにお伝えしておきたいことが2つだけあります。それは、

  • 一発逆転または魔法のような治療法などはない。※3
  • 適切な知識と良いイメージを利用した脳の再トレーニングが有効である。

腰痛や肩こりなどの慢性痛には脳の再トレーニングが効果的 ということです。

※3:これは私の個人的な意見です。世の中には『絶対』ということはないので、断定することは出来ません。もしかすると、本当に効果的な治療法や薬などが存在するかもしれません。社会にも他の人にも役立つような本当に良い治療法をご存知でしたら、教えて下さい。これはお願いです。


痛みや慢性症状を改善させるポイント

  • 脳は死ぬまで変化し続けることをまず理解すること。
  • 『痛みや症状は変わる/変えられる』と信じて自分から行動を始めること。
  • 『体には構造的な問題で痛みが出ているのではない』
     と脳に言い聞かせて、脳を安心させてあげること。
  • 楽しいことを考えることに脳を集中させること。(脳がリセットされます。)
  • 自分の意志で良くなるイメージを持って体への働きかけを続けること。
     (脳が再トレーニングされていきます。)

 腰痛、肩こり、坐骨神経痛、脊柱管狭窄症などの慢性痛(慢性症状)の痛みを解消させるポイントは、これ以上慢性痛を悪化させないために、少しでも早く『痛み』を取るための具体的な行動を始めることです。

 慢性痛(慢性症状)改善のポイントを最後にもう一度だけ確認しておきます。
 痛みの信号の流れには、
 1.体 → 脳
 2.脳 → 体
の2つがあり、体と脳でループを作ってしまっているのが、慢性痛の状態です。

 痛みは、最終的に脳が感じて判断をしています。

 そのために、腰痛、肩こり、坐骨神経痛、脊柱管狭窄症などの慢性痛(慢性症状)の改善のためには、脳のリセットと再トレーニングが必須ということになります。
 そして、脳を上手に働かせるためには、普段からのココロの状態管理やトレーニングもとても大切だということにつながっていきます。


当研究所での具体的な取り組み方法

1. 体 → 脳 :に対しては
 筋肉をゆるめることそして血行やリンパの循環を良くすることを中心に、体本来の正常な状態、心地良い状態がどのようなものであるかを体から脳へ伝えるようにしていきます。
 そのために、カウンターストレイン、モビリゼーション、筋エネルギーテクニック、四肢のテクニック、頭蓋仙骨療法、操体法などを活用します。

2. 脳 → 体 :に対しては
 カウンセリング、認知行動療法などを利用して、これまで通りの思考のパターンや脳の状態に気付き、少しずつ行動に変化が現れるような取り組みをしていきます。
 また、交感神経が優位な状態を改善させたり、脳と体の質感を変化させるために瞑想や呼吸法なども活用します。

慢性痛の改善のためには五感の正常化も大切  また、痛みの信号や痛みの感覚を正常に(適切に)自分で評価出来るように『感覚の正常化』ということも、合わせて行っていきます。

 これまで繰り返しお伝えさせていただいてきたように、腰痛、肩こり、頭痛、坐骨神経症、自律神経失調症などの慢性痛(慢性症状)を改善させる最大のポイントは、あなたの普段の暮らし方であり、あなたのココロの使い方であることに変わりはありません。
 あなたが自分で自分の脳に『勘違い』を言い聞かせ、改善のための行動を継続出来るようにするために、

■適切な情報の提供
■自宅での体のお手入れ/メンテナンス方法(体操、ストレッチなどを含む)
にも力を入れて取り組みを行っています。


慢性痛(慢性症状)を自分で解消するには

  • 1.痛みに執着しないこと
  • 2.自分で治す/良くする気持ちで取り組むこと
  • 3.少しずつ良くなる意識とイメージで取り組むこと

 つまりは、あなたのココロの使い方が非常に大きな影響を持っており、自然治癒力が回復するための一番の味方になってくれます。

腰痛、肩こりなどの慢性痛の改善には、少しずつ良くなる意識とイメージで!!  腰痛、肩こり、坐骨神経痛などの慢性痛(慢性症状)の原因は、レントゲンやMRIなどにより骨やヘルニアなどの構造的異常にあるという見方や考え方がまだまだ一般的になっているかと思います。
 しかし、痛みの原因は、必ずしも構造的異常にあるのではなく、筋肉の過緊張や脳の誤解が大きく関連していることを知っていただきたくてこのページを作りました。

 余談になるかもしれませんが、心理学の世界では、
『2週間以内に具体的な行動を起こすか起こさないかが鍵になる』
(※成果を出す人は、何か良いことやヒントを知ったら、2週間以内に何か具体的な行動を始めるが、2週間以内に何も具体的な行動を起こさない人は、変化や成果は得られにくい)ということがよく言われます。

 このページが何か少しでもあなたのお役に立てれば、そして、あなたがご自分の痛みに対して、何かこれまでと違った考え方と行動を始めるきっかけになれば何よりです。

 長々と書いてきましたが、最後まで読んでくださり本当にありがとうございました。

 当研究所は、慢性痛を解消したいあなたを全力でサポートさせていただきます。
 あなたがこのHPや当研究所を利用そして活用される気持ちで、慢性痛の改善に取組まれ、痛みの無い生活に戻られることを心から願っています。

 最後になってしまいましたが、このページを作るきっかけや実際に作成する時に大いに参考にさせていただいた書籍が2冊と、とても参考になる脳の仕組みを紹介した本が1冊あります。参考書籍にも載せておきましたので、ぜひ読んでみて下さい。
 『トリガーポイントブロックで腰痛は治る!』の加茂先生と『腰痛は脳の勘違いだった!』の戸澤氏には、良い刺激を与えていただいたことを心から感謝いたします。


参考書籍

 腰痛や坐骨神経痛などの慢性化した痛みは、構造異常が問題ではなく、筋肉のけいれんすなわちスパズム(筋痛症)が原因である場合が圧倒的に多いこと。そして、『損傷モデル』から『生物・心理・社会医学モデル』による新しい治療スタイルに目覚めさせてくれます。


 腰痛・坐骨神経痛の体験記ですが、慢性痛(慢性症状)のメカニズムを大胆にも見事にされているとても参考になる本です。自分から症状改善に取り組もうとする人の強い味方になってくれるはずです。


 脳の可塑性をテーマに、脳は生まれてから死ぬまで変わり続けること。そして、ココロが脳に与える影響を実際の検証された結果をもとに分かりやすく紹介してくれます。脳とココロの関係を理解するにはとっておきの1冊です。


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