続・不妊症の現実

9月も半ばになると、秋の気配を感じるようになりました。
ブログの更新が少し遅くなってしまいました。

 

前回の記事の続きで、不妊症と不妊治療の現実について、
記事にしておきたいと思います。

 

厳しい事実や現実かもしれませんが、
無視したり目を背けることで、現実は変わりません。
後悔することが少しでも少なくなることに繋がれば
との想いを込めながら、記事を書いています。
(※不快に感じられる部分もあるかと思いますが、
お許し下さい。また、誤りなどありましたらご指摘下さい。)

 

老化は避けられない自然現象

 

■卵子は老化するという事実

 新たに作り出される男性の精子と比較されることが多いのですが、
 女性の卵子は、生まれる前から女性の体内にあり、
 年齢を重ねるごとに、その数は減少し更に細胞自体の質も変わります。
 『35歳を過ぎると妊娠が難しくなる』というのが、
 不妊治療現場での常識となっています。

 

 但し、『卵子の老化』という言葉にも十分注意が必要です。

 

 生まれ持った遺伝や体質
 これまでの生活習慣や環境
 などによって、1人1人の細胞状態や健康状態は大きく異なります。

 

 同じ年齢にもかかわらず、見るからに健康そうな人と、
 老化が進んでいるような人や不健康そうにな人もいます。

 
 
 さらに、『卵子の老化』という言葉からは、
 妊娠が難しい → 生まれる子どもにも何か影響が・・・
 というようなことをイメージされるかもしれませんが、
 高齢の両親から生まれたけれども、周りには、
 元気に今を過ごされている方も多くおられるはずです。

 

 高齢出産では、妊娠しにくい、流産しやすい、
 染色体異常児の割合も高くなるなどの現実は、
 もちろん無視することは出来ませんが。
 
 
 
■体外受精に伴う不自然なストレスという事実

 卵子を人工的に採取するためには、排卵誘発剤が使われます。
 排卵誘発剤は、卵子を育てることと、
 卵子が早く排卵されるのを防ぐことも目的としています。

 

 しかし、人間は通常月に1個の卵子しか排卵も行いません。

 (※卵子となるための候補をたくさん育てますが、
 卵子とならなかったものは、消えていく仕組みです。)

 

 『複数の卵子を採取して、人工授精のチャンスを増やす』
 ことを目的にした排卵誘発剤の場合には、
 卵子を育てるということと、育った卵子を排卵させないという、
 女性の体と卵子には、とても不自然なストレスを
 かけているというのも忘れてはならない事実です。

 

 
■精子も老化するという事実

 『男性は何歳になっても子供を持てる』
 というのが、現在でもまだまだ一般的なのではないでしょうか?

 
 
 しかし、この認識や常識にも修正を加える必要がありそうです。

 

 『卵子の老化』や『不妊症の原因の半分は男性(男性不妊)』などの
 解明に伴い、現在では精子についても、
 『年齢と共に妊娠させる能力が低下する』
 ことが指摘されるようになってきました。
 (※卵子の老化と同じく、35歳が曲がり角と表現されることが多くあります。)

 

 男性の精液検査と言えば、数や濃度・運動率・形態などを
 調べるのが、一般的でしたが、最先端の検査(『精子機能検査』)では、
 妊娠させる力も検査項目として分かるようになっているようです。

 
 
 卵子の老化や精子の老化などが、
 現在のように大きく取り上げられる以前から、
 『夫婦の年齢の合計が70歳を超えると妊娠・出産は難しくなる』
 というようなことをよく耳にしていました。

 

 先人の知恵や昔からよく言われているようなことを
 絶賛するわけではありませんが、
 それでも昔の人たちは感覚的に色んなことを
 知っていたんだなと改めて思います。

 




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