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慢性痛の改善専門です!

そもそも慢性痛(慢性症状)とは?

 痛みにも色んなタイプのものがありますが、当研究所が専門としている慢性痛についてまず確認をしておきたいと思います。
(※慢性痛と表現していますが、慢性症状と置き換えて読んでいただいてもかまわないかと思います。基本的な仕組みやメカニズムなどは、同じだと考えています。)

  • 体の自然治癒力が働かなくなった時に感じている痛みや状態
  • 痛みを感じる部位に構造的損傷が無いにも関わらず感じている痛みや状態
  • 常に腰・肩・首などがこったり,重く感じたり,筋肉のこわばりを伴う痛みや状態

 骨折や外傷のように痛みを感じる部位に明らかな構造的損傷が認められるものは、急性痛であり自然治癒力により構造的損傷が治れば痛みを感じることも無くなってしまいます。
 しかし、ここで注意をしておいていただきたいのは、ヘルニアや神経圧迫などは必ずしも構造的損傷や異常ではなく、画像診断でヘルニアや神経圧迫が認められるような場合にも痛みを感じない場合が相当数存在するということです。

 またこれら慢性痛(慢性症状)の特徴として、『脳やココロのメッセージという要素が強い』ということもありますので、少し頭の片隅に置いておいて下さい。これから少しずつ紹介をさせていただきます。


なぜ発症したのか?(何が原因だったのか?)

 慢性化してしまった腰痛や肩こり頭痛そして自律神経失調症などの慢性痛(慢性症状)が発症した最初の原因は、『悩み、恐れ、不安、怒り』などの潜在意識が感じている日常的なストレスがきっかけであった可能性が高いと考えられます。(※一人一人の環境は異なるためにもちろん断定はできませんが。)

 日常生活でストレスを感じないということなどは、もちろん不可能ですが・・・

 潜在意識が感じる日常的なストレスが余りにも長期間続くと、心の中の嫌な感情から逃れためたいために、脳が体に痛みを感じさせることで、注意や意識をそらそうとすることがそもそものきっかけであったと考えられます。

慢性痛と脳そして記憶や潜在意識は深い関係があります。  驚かれるかもしれませんが・・・
 脳は良かれと思って結構色んなことを勝手にやってしまうことがあります。

 例えば、錯覚や記憶もそうです。
 一週間前の食べた夕食のことは覚えていないのに、子供の時に嫌だったことしっかり覚えていたりしませんか?
 脳は、都合良いように物事を解釈したり反応したりすることが多々あるのです!

 つまり、脳は心の痛み(悩み、恐れ、不安、怒り)よりも、体の痛みの方がましだと勝手に思い込み、脳は心の痛みから目をそらすことで、潜在意識が感じる心の問題を見ないようにしているという訳です。

 これは少し、飛躍しすぎた仮説と思われるかも知れませんが・・・
心身症に関連する書籍やサーノ博士のTMS理論に関連する書籍などを読まれると理解が深まります。

※TMS理論:一言で簡単に言えば、『腰痛をはじめとする筋骨格系疾患は、身体的要因ではなく心理的要因によって生じたものであり、その特効薬は正しい情報である」という考え方』です。

 脳は自分の都合の良いように物事を解釈しようとする仕組みなどは、『脳の仕組みやからくり』を分かりやすく面白く紹介している池谷氏の書籍などを読まれると随分と納得されるはずです。


参考書籍

 日本人向けに心と身体のつながりを分かりやすく紹介してくれます。(慢性痛となった)腰痛や坐骨神経痛に関連してTMS理論を紹介している本ですが、分かりやすく(慢性痛となった)腰痛や坐骨神経痛の特効薬として意識改革を進めてくれます。


 神経科学を専門とする若手の研究者である東京大学准教授の池谷氏。脳科学の論文から面白おかしく引用することで脳が物事を解釈するの仕組みや記憶のメカニズムを分かりやすく紹介してくれます。


 脳が慢性痛や痛みと関係していることに興味を持っていただけたでしょうか?
 脳と痛みの関係をもう少し、簡単に分かりやすく紹介をしてみようと思いますので・・・

 次は、『なぜ痛いのか?』『なぜ治らないのか?』にお進み下さい。


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