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自律神経失調症やうつ病の場合

自律神経失調症とうつ病について03

 ここでは、『自律神経失調症やうつ病でもあきらめない』、『自分で出来る自律神経失調症やうつ症改善のヒント』、『自律神経失調症やうつ病に関連したおすすめ書籍など』についてご紹介をさせて頂きます。

■自律神経失調症とうつ病について01
■自律神経失調症とうつ病について02
■自律神経失調症とうつ病について03

自律神経失調症やうつ病でもあきらめない

 慢性化してしまった自律神経失調症や薬を長期間に渡り利用されている方が、本来の自分の状態を取り戻すのは確かに簡単なことではありません。
 時間と努力も必要となります。
 慢性化してしまった肩こりや腰痛などは、整体やマッサージを行ってもすぐもとの状態に戻ったり、うつ病に関しても再発率が高いことは良く知られています。一体なぜなのでしょうか?

 その理由の一つは、『脳や身体は大きな変化を嫌うため』です。

時間をかけて自律神経失調症とうつ病に取り組むこと  人間に限らず生物には自分の身体の状態をなるべく一定に保つという働きがあります。(※これはホメオスタシスと呼ばれています。)恒常性を保つこのホメオスタシスのおかげで、水分が減った時には、喉の渇きを感じ、水分補給が出来る結果、体が極端な水分不足になることもないのです。

 しかし、痛みや不快といった状況などが長く継続した場合には、脳や身体はその異常な状態を間違って、それが自分にとっての新しい普通な状況だと認識するようになってしまうのです。

 このように自分にとって適切でない状態を普通だと認識するようになると、いくら整体やマッサージに行って状況がその時は改善したとしても、脳や身体にとっては、その改善した状況は大きな変化=何かおかしい=異常だと判断されてしまうのです。故に、脳や身体はいつもの間違った状態に戻るように働くのです。

腰痛は脳の勘違いだった―痛みのループからの脱出  これでは、いつまでたってもその時しか状況が改善しないということの繰り返しになってしまいます。(※脳が慢性症状を作り上げる仕組みについて興味ある方は、『腰痛は脳の勘違いだった』を読んでみて下さい。)

  • 『今の自分は、自分の選択の積み重ねが作り上げた結果』

 今の自分の状態は、自分がこれまで行った経験によって作り上げられたものです。自分の選択の積み重ねともいえるかもしれません。少し大袈裟かもしれませんが、これまでのあなたが生きてきた歴史が関係しているのです。


 今自分が感じている不快や異常が、長く続いているのであれば、やはりそれらが改善するためにはある程度時間をかけて、しっかりと取り組む必要があるのです。
お手軽なダイエットはありません  ダイエット一つを例にとってもお分かりのように、誰もがお手軽で速効性のあるようなやり方を求めて、それに飛びつきます。しかし、その結果はどうでしょうか?リバウンドを繰り返し、ますます痩せにくい体質になっているようなことはないでしょうか?


 情報が氾濫する現在においては、多くの人が奇跡や大逆転のような『魔法』を求めてしまいがちですが、そんな都合の良い『魔法』は無いと自覚し、自分に合った取り組みをコツコツ続けていくことが、遠回りに見えても結果としては近道になります。


  • 『あきらめなければ状態はきっと変っていく、それも良い方へ』

 これは、うつ病を克服された方からよく聞かれる言葉です。
 時間はかかるかもしれませんが、あきらめずに小さな変化を積み重ねていくこと、自分の身体とココロに対する自信を回復していくことが大切です。


 当研究所では、開業当初から『自分で癒す、体とココロ。できることから、始めよう。』をテーマに受診者さんと一緒に取り組むことを続けています。『頑張らないけど、あきらめない』私はこの言葉も好きです。

不快や痛みとさよならするために、
自信回復作戦に一緒に取り組んでみませんか?

自分で出来る自律神経失調症やうつ症改善のヒント

  • 深呼吸を3分間続けてみる

深呼吸は自律神経を正常化させます  腹式呼吸や胸式呼吸など難しいことはとりあえず考えなくてかまいません。自分なりにゆっくりと深呼吸を3分間続けてみて下さい。そして、気になっていた痛みや不快感を確認してみて下さい。


 深呼吸を始める前と比べて、痛みや不快の程度が変化しているかどうかを確認してみて下さい。
 呼吸は、身体とココロそして意識のバランスを整える一番身近で確実な方法です。


  • 体・ココロ・たべもの、規則正しい生活のバランスを整えてみる

自律神経失調症やうつ病の時だからこそ、食べ物と食べ方を見直してみる。 例えば、

  • ・早寝、早起きをする。
  • ・よく噛んでご飯を食べる。
  • ・散歩をしてみる。
     (または体操やストレッチをしてみる。)
  • ・何かに感謝する。
     (『ありがとう』と言ってみる。)

 何か一つで構わないので、自分の興味あることをやってみて下さい。そして、暫らくで構わないので継続してみてください。具体的な方法や期間などについては、自分で適当に決めて試してみて下さい。


 どれも、幼稚園で習ったような、当たり前と言えば、当たり前のことかもしれません。でも、そんな当たり前の生活が出来なくなっている現実を認識することがまず出発点になります。


 あなたは、自然に沿った生活スタイルや自分の身体を大切にしていると、自信を持って言うことが出来ますか?


 自律神経失調症による身体の不調や痛みは、『あなたの現在の生活スタイルは、自然に沿った生活から大きく逸れているので注意が必要ですよ!』と教えてくれているのです。


  • 身近な人とのつながりを見直してみる

 自分の身体の不快感や痛みと身近な人とのつながりは関係無いように思われてしまうかもしれまが、一度確認してみる価値は十分にあります。


 あなたは、家族やパートナーなど自分にとって、本当に身近な人と良い関係が作れていますか?


  • 改めて『うつ病』について根本から見直してみる

 うつ症状で本当にお困りの方には、以下に紹介する動画はとても参考になるかと思います。自分なりにじっくりと検討、そして今の状況を見直してみて下さい。
 リチャード・コシミズ 【うつ病】独立党東京学習会(2010.01.16)
 (※動画のリンク先が変更になっている場合には、検索をして探してみて下さい。それだけの価値は充分にあるはずです。)


[関連記事]
・その前にやってみることが(2010/06/28)

自律神経失調症やうつ病に関連したおすすめ書籍など

 いわゆるヒーリングミュージックです。当研究所でも気が向いたときに、BGMとして利用していることがあります。音楽や香りなどは、私たちの感覚に直接働きかけてくるので、自分が心地よいと感じる、音や香りを普段の生活の中に取り入れるのはとても効果がありますよ。


 患者さんのための『うつ病を治す』と家族や職場の関係者のための『うつ病を助ける』の2部から構成されています。精神科医の著者が運営されているサイト『Dr林のこころと脳の相談室』には自律神経失調症やうつ病に限らず精神疾患に関連する有効な情報がずいぶんストックされています。興味ある方は、是非参考にしてみてください。


 自衛官兼カウンセラーという訓練のプロである著者によって書かれた書籍。リハビリ期にあるうつ症状のプチ認知療法による自信回復作戦を紹介してくれます。自分で積極的に症状の改善をしたい人には、特におすすめです。(但し、誰かと一緒に取り組むのがより効果的です。)


 心を見つめない、自分の認知を改めないで取り組む、あるがままを認めるというちょっと変った認知行動療法の実践を紹介してくれます。病気や妄想も、もしかすると、そんなに悪いことではないかもしれないと感じられるようになるかもしれません。


クライアント(依頼者)さんの体験談:『自律神経失調症、うつ症状など』

 当研究所で施術を体験され変化を実感していただいた方々の体験談です。
 『頑張らないけど、あきらめない』を合言葉に一緒に取り組んで下さいました。これらを参考にして、『自分も何とかなりそうだ/大丈夫だ』というような前向きな気持ちになる『きっかけ』にしていただければ何よりです。


 『自律神経失調症とうつ病について01〜03』は、これで終わりです。

 最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました。
 何か一つでも、新しい気付きや発見、そしてヒントになりますように!!

 自律神経失調症やうつ病に限らず、何もしないで放置しておくと状況はどんどん悪化してしまいます。例え何かを始めても、すぐには結果は出ないかもしれませんが、どうかあきらめないで下さい。このページを読んでみて、改善のための取り組みを創楽カイロ研究所で始めてみようと思われた方は、今すぐお問合せ/ご予約のご連絡を下さい。あなたからのご連絡をお待ちしています。
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