とびひにご用心!!(湿潤療法は間違っていない!?)

つい最近、娘のとびひの初期対応に失敗してしまった
豊中市の整体 創楽カイロの酒井です。
大変おはずかしい話です。

 

小さなお子様をお持ちのお父さん・お母さん(※)、
どうか同じ間違いを失敗しないようにご用心下さい。
(※対象は普段から出来るだけ薬は使いたくない!と、
思われている方に限られるでしょうが・・・)

とびひの基礎知識
アステラス製薬提供:とびひ読本

『この季節にとびひ?』
と思われた方も多いかと思います。
(※参考:『とびひとは?』)

 

元気印の娘のことなので、
皮膚を清潔にして、ガーゼで覆っておけば、
自然治癒力で放っておいても治るだろうと、
安易に考えていたのが誤りでした。

 

気が付けば、娘のとびひは、
右手首の1つの小さな水疱が、
あっという間に右手首全体に広がってしまいました。
(小さな子供なので、どうしても夜間掻いてしまうんですよね。)

 

それ以上とびひが広がることはないものの、
3週間ほど様子を見ても収束する気配が無いため、
ついに断念してかかりつけの小児科へ。

 

小児科の先生からも妻からも、
『なんでもっと早く薬を利用しなかったのか』と、
怒られたのは、言うまでもありません。

 

処方された内服薬と塗り薬を利用すると、
翌日から明らかにとびひは収束に向かい、
3日間程であっという間に治癒の目処が立ちました。

 

【軽い反省または一般的なアドバイス】
●とびひかな?と思ったら、病院に行きましょう。
●迷わず、内服薬は利用しましょう。
●夜間の掻きむしり対策をしっかりしましょう。
※1週間様子を見て、収束の気配がなければ迷わず病院に!!

 

しかし、
しかし、です。(これだけでは終われません。)

 

『傷は絶対消毒するな』を読んで以来、
皮膚や傷の対応に少し理解を深めたつもりだったのに、
なぜ今回の初期消火に失敗したのか、疑問でもありました。

 

改めて、湿潤療法の元祖、夏井先生のHPを確認してみると・・・
しっかり、書かれているではありませんか!!

■抗生剤内服は必須。
■ラップなどの吸収力の無い被覆材料は、絶対に使用してはいけない。
(※参考:『膿痂疹(とびひ)の治療について』)

 

やらなければならいこと(内服薬の利用)をしておらず、
やってはいけないこと(ラップで覆う)を
最初の数日間だけですがしておりました。
娘のとびひが、長期化してしまった理由です。

 

さらに、もう少しとびひと細菌感染の関係を調べてみると、
抗生剤や内服薬は必ずしも必須ではないことが紹介されていました。

 

■洗浄が一番!(キズは消毒しなくともいい理由)
→佐久間内科小児科医院のHPです。
とても分かりやすく説明がなされています。

 

これをしっかりよく読めば、
とびひ=化膿=創感染においても、
消毒しなくて良い理由がしっかりと書かれています。

 

【とびひ(化膿)のまとめ】
●傷が出来たら、水洗いで壊死組織と異物除去をしっかりと。
●(ガーゼやラップではなく)適切な被覆材料を用いる。

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※軽い火傷などの一般的な湿潤療法にはプラスモイストPを!!
(1,000円前後でお手軽に利用できるので、ありがたいですね。)

 

とびひに限らず、化膿=創感染においても消毒は不要で、
洗浄と適切な湿潤環境を確保してやれば、
抗生物質などの薬は必須ではないということ
は、
参考になるかと思います。

 

皮膚の痒みというのは、本当に辛いものです。
娘には、辛い思いをさせてしまったこと、
本当に申し訳なく思います。ゴメンナサイ。

追伸>>
『薬と上手く付き合う』ということにも、
私は改めて気を付けるようにしないといけません。

 

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